【番号】     0052  大分類     その他の化粧品  タイトル    ベビーオイル  分類番号    E081  小分類     ジョンソンベビーオイル ピジョンベビーオイル  性状・成分   成分:ミネラルオイル(約80%以上)ラノリン、             香料[ミリスチン酸イソプロピル・植物油含有製剤あり]   【作用の概要】  *  薬理作用    ミネラルオイルは緩下剤として使用されている          (常用量:成人10〜90ml、6才以上の小児10〜20ml)  毒作用     ミネラルオイルによる作用が主で、大量服用においても          消化器症状程度(悪心、嘔吐、下痢、腹痛)  体内動態    *          吸収     ミネラルオイル:消化管からのみ吸収される          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     *  致死量     ミネラルオイル:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上          ラノリン:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上          ミリスチン酸イソプロピル:ヒト経口推定致死量 5〜15g/kg          植物性油:ほとんど無毒  死因      *  その他     *   【症状の概要】  ミネラルオイルによる消化器症状が主(発現は1〜3日までだが          遅れることあり)          気管内吸入で化学性肺炎の危険  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     気管内吸入で化学性肺炎  循環器     *  消化器     大量で、悪心、嘔吐、下痢、腹痛  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  少量の場合:処置不要          大量の場合:活性炭投与  全身管理    *  催吐      禁忌(気管内吸入で化学性肺炎)  胃洗浄     *  吸着剤     *  下剤      投与しないこと(ミネラルオイルに緩下剤の作用があるので)  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      催吐、下剤投与は禁忌  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *