【番号】     0039  大分類     毛髪用品  タイトル    シャンプー  分類番号    D011  小分類     アクトシャンプー エッセンシャルシャンプー          エメロンシャンプー エメロンアクアミーシャンプー          エメロンクリームシャンプー カオフェザーファミリーシャンプー          カオフェザークリームシャンプー 牛乳ブランドシャンプー          牛乳ブランドデオドラントシャンプー           サンシルクフレッシュシャンプー  資生堂バスボンシャンプー          シャワランシャンプー ジョナシャンプー           シルクレディシャンプー ティモテシャンプー          トップボーイシャンプー トニックダンドルフシャンプー          バスクリンナチュラルシャンプー バスボンシャンプー           バスボンヘアコロンシャンプー ビオネートE ピュアシャンプー          フリー&フリーシャンプー フルーツシャワーシャンプー           ヘアリストシャンプー モーニングフレッシュシャンプー           ユアンナシャンプー ラブジュシャンプー リジョイ           リーゼシャンプー 花王トニックシャンプー          サンスタートニックシャンプーストロング          花王ベビーケアシャンプー          サンスターこどもシャンプー(マイルド)  性状・成分   主成分:界面活性剤(10〜35%含有)−陰イオン系(起泡性・              洗浄性)、非イオン系(泡沫の安定化・増粘)          配合剤:香料 色素 保湿剤 キレート剤 乳濁剤 溶解促進剤          その他の成分:天然の動・植物エキス配合製品あり                 リンス効果(カチオン化セルロース誘導体や                 シリコンポリマー配合)のある製品あり          製品          1.トニックシャンプー:メントール、トウガラシチンキを配合し、                     かゆみ防止、清涼感あり          2.ベビーシャンプー:両性界面活性剤配合製品が多い(粘膜刺激                    作用少ない)          3.オイルシャンプー:髪の栄養分(タンパク質、タンパク加水分解                    酵素、各種油分)を配合          性状:液性は、弱酸〜中性   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     界面活性剤:細胞膜の脂質に作用して、膜の機能を消失させる                (直接的な粘膜刺激作用)  体内動態    陰イオン系界面活性剤          吸収     消化管から吸収される          分布     *          代謝・排泄  数時間後に肝臓で代謝を受ける。24時間以内に                 ほとんど尿・糞中に排泄          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     *  致死量     化粧用シャンプーとして:マウス・ラット経口LD50 5g/kg以上          陰イオン系界面活性剤:マウス・ラット経口LD50 1〜5g/kg          非イオン系界面活性剤:マウス・ラット経口LD50 8〜30g/kg          リンス効果作用剤:含有量は低く、毒性も低いため、その成分に                   よる中毒の心配はない          その他の添加物:毒性は低い  死因      *  その他     *   【症状の概要】  通常の誤飲程度では重篤な中毒は起こらない          口腔・咽頭の炎症、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、しゃっくり、鼓腸          中毒量を摂取した場合、1時間以内に嘔吐がみられる          大量服用時:神経系症状として運動麻痺、歩行障害、体温低下、                血圧低下、全身麻痺、                肝症状としてGOT・GPT上昇の報告あり          非常に大量服用時:中枢神経系の刺激興奮による全身の強直性痙攣                   → 死  中枢神経    痙攣  瞳孔      *  呼吸器     血圧低下  循環器     *  消化器     口腔・咽頭の炎症、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、しゃっくり、鼓腸  電解質・代謝  *  肝       GOT・GPT上昇  腎・泌尿器   *  体温      体温低下  皮膚      *  神経・筋    歩行障害、運動麻痺  血液      *  その他     *   【治療の概要】  通常積極的な処置は不要          小量服用時:牛乳(120〜240ml、幼児5ml/kg以下)、卵白などを                与え、経過観察          大量服用時:一般的な中毒に対する処置、対症療法          眼に入った場合:流水で15分以上洗浄  全身管理    大量服用時:輸液、対症療法  催吐      大量服用時:気管内に吸入しない様注意して行う  胃洗浄     大量服用時行う  吸着剤     大量服用時:活性炭(1g/kg→水100〜200ml)  下剤      大量服用時:硫酸マグネシウム(0.5g/kg→水100〜200ml)                またはマグコロール液 5ml/kg 投与  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引          急性中毒情報ファイル 【参考症例】   *