木内貴弘 (UMIN事務局)
コンピュータ・ネットワークは、大変な発展を遂げ、便利になりつつありますが、一方でセキュリティの保護が大きな問題となってきております。ネットワークにおけるセキュリティ保護策として、仮想専用線ネットワーク(Virtual Private Network = VPN)が注目を集めております。特に昨年末にIPSec標準が確定し、今年の春から夏にかけてIPsec標準対応のVPN製品が数多く発表され、各ベンダー間での接続互換性が確認されるようになっております。標準の確立により、今後は急速な普及が見込まれます。
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)では、の導入に向けて、様々な技術的な検討を行っております。このたび、この分野にご造詣の深い江崎先生(東京大学情報基盤センター)に、VPNについてのご講演をお願いすることにいたしました。先生には、医学・医療関係者にわかりやすくVPNの意義・技術をご説明いただくようお願いしております。