授業タイトル: 「医学判断学とinformed consent」 学習の目標: 診療や研究において必要となる情報処理の知識・技能(情報の収集・保存・評価・伝達)を理解する。  医療サービス(診断・治療)の特殊性(リスク・不確定性・結果評価の差)を知り対処の方法を身に付ける。 患者の選択権・好みを尊重した方針選択とinformed consentの関係を認識する。 Keywords: 情報洪水、ROC、判断分析、効用値、shared decision 講義内容の要約: 1)医療における情報の取り扱い方 2)情報の不確定性と評価の仕方 3)経験に基づく判断の落とし穴 4)判断分析とその応用 5)患者の好みの測定とinformed consent 6)方針選択と医師の役割 担当教官からのメッセージ、テキスト、参考書: 将来、患者診療において必要となる情報処理の基本的な概念をクイズを交えて講義しますので、聞くだけでなく積極的な参加を期待します。  参考文献: JAMA(アメリカ医師会雑誌)に連載されたUser's Guides to the Medical Literature シリーズがよくまとまっている。(英語原論文はJAMA Vol.270:2093,1993より Vol.273:1610,1995に連載。日本語版JAMAに訳あり。)