モニタリング(頭蓋内圧) 目的 頭蓋内圧こう進状態を早期に把握し、適切な治療に結びつける 測定法 脳室内圧測定法と硬膜外圧測定法がある。     (1)脳室内圧測定法      脳室ドレナ−ジ、ドレナ−ジ端に圧トランスデュ−サ−を      接続し測定する。      利点 閉塞が起こりにくい 局所麻酔で簡単にできる。      欠点 感染の危険があり長期間設置することはできない         通常7〜10日間      その他 腰椎穿刺・大槽穿刺ドレナ−ジなどもある。 必要物品 脳室ドレナ−ジセット、排液バッグ、バッグ架、延長チュ      −ブ、三方活栓、手袋、包交車、スタンド 施行中の注意・観察点 カテ−テルの不注意名な抜去を防ぐ。            移動時は必ず クランプする。            排液の性状・量・拍動を経時的に観察記録す            る。創部を清潔に保ち感染防止に留意する。     (2)硬膜外圧測定法      頭蓋骨上にバ−ホ−ルを設け圧トランスデュ−サ−を埋め      込む。      利点 感染の機会は少ない。      欠点 高価な機械を必要とし、圧が不正確となることがあ         る。         (OPE室で行う為OPE搬入時の看護に準ずる)      ・施行中の注意、観察点        導線の不注意な抜去を防ぐ。        管の屈曲、凝血により閉塞した場合、頭蓋内圧こう進        症状が出現する場合があるので注意する。                             9−E