分娩誘発(薬剤)  分娩誘発とは、物理的刺激もしくは化学的ないし薬物刺激で分娩を 促すことをいう。 分娩誘発時期決定の基準  @妊娠週数(37)〜38〜39週以上  A子宮底長ほぼ32cm以上  B大横径(超音波診断)9cm以上  C内診スコアは決定の基準には入れない 分娩誘発禁忌の症例  @絶対的帝王切開適応症例…CPD、前置胎盤、常位胎盤早期剥離               変形骨盤、横位など  Aプロスタグランディンによる分娩誘発は以下の症例には禁忌    気管支喘息−気管支平滑筋の収縮作用があるため発作を誘発す    緑内障−眼圧上昇がある   これらの疾患合併症例の場合はオキシトシンを代用すれがよい 薬剤による分娩誘発の方法  @プロスタルモンEQ錠の内服  Aオイシトシンの点滴静注                               ↓ 手順  @誘発開始前にグリセリン浣腸をする  A留置針による血管確保  B分娩監視装置(モニタ−)をつける  C陣痛の状態をみながら薬剤の調節をする(Dr) 看護のポイント  @分娩の進行状態・バイタルサイン・前身状態等を観察しパルトグ   ラムに記録する  A過強陣痛・胎児仮死・子宮破裂等おこりうる合併症に十分注意す   る  B心身の安楽・体力の保持                            6−W