血液ガス分析値異常 目的:@抵酸素症の有無の判定    A換気状態の評価    B酸・塩基平衡障害の有無の判定の目的で行われる。 1)抵酸素症の有無の判定  @P≠nQ:動脈血酸素分圧。酸素療法中の血液の酸素が十分か否    かを判定する指標となる。  ASaOQY動脈血酸素飽和度。Hbが正常であればPaOQが高    ければSaOQも高くなる。 2)換気状態の評価  @PaCOQ:動脈血炭酸ガス分。肺胞換気と密接な関係を持ち、    換気状態の変化によってPaCOQも変化し、呼吸性酸・塩基    平衡の指標として重要である。 3)酸・塩基平衡障害の有無の判定  @PH:水素イオン濃度。生体の酸・平衡のすべてを反映する指標    である。  APaCOQ:動脈血炭酸ガス分圧。PaCOQの上昇は呼吸性ア    ルカローシスを招く。  BHCORLY血漿HCORL濃度。HCORLが減少すると代謝    性アシドーシス、増加すると代謝性アルカローシスを意味する  CBE:ベースエクセル。体温37℃、PaCOQ40oHgで正    常値7.40にPHを戻すのに必要な酸の量をいう。負の場合    は代謝性アシドーシス、正の場合は代謝性アルカローシスを意    味する。                             2ーE