胸水
　胸膜内に、正常でも数ミリリットル存在しているが、その産生・吸
収経路の障害により貯留した液体
＜要因＞
�@漏出性胸水：心不全、低蛋白血症に起因
�A浸出性胸水：癌性、結核性、細菌性に起因
�B乳び様胸水：リンパ菅、胸菅の損傷等に起因
＜症状＞
　胸部圧迫感、呼吸困難、呼吸促迫、チアノーゼ、熱発等
＜治療＞
�@胸水穿刺による胸水の除去及び胸水検査・細胞診・細菌検査
　　＊要因�@�Aの鑑別
　　　　・総蛋白３ｇ／ｄｌ以上、ＬＤＨ２００Ｉｕ以上→漏出液
　　　　・コレステロール６０ｍｇ／ｄｌ以上→浸出液
�A利尿剤使用による胸水除去
＜看護のポイント＞
�@呼吸状態の観察及び安静への援助
�A胸水穿刺前後の状態、胸水量、性状、色、臭い等に十分注意する
�B尿量のチェック　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５−Ｅ