標準用語 | 意味等 |
臨床研修プログラム |
臨床研修プログラムとは、1つまたは複数の病院等がつくる臨床研修のための施設の集合(1つの場合も含む)及びその施設の集合が定めた臨床研修の内容・運用法の総体を指します。 臨床研修プログラムは、臨床研修の募集及び実施の主体となり、各々内容・運用法等について独自の個性を持っています。 研修プログラムは、研修医のニーズに合わせて、その中に複数の臨床研修コースを設定することができます(勿論、1つしかコースのない場合もあります)。 |
臨床研修コース |
臨床研修コースとは、各研修プログラムが実施する具体的なカリキュラムをいいます。 各研修プログラムは、複数の研修コースを設定することができます。 |
単独型臨床研修プログラム |
1つの臨床研修指定病院だけから構成される研修プログラムをいいます。 |
病院群型臨床研修プログラム |
複数の施設から構成される研修プログラムをいいます。 病院群型臨床研修プログラムを構成する施設には、管理型病院、協力型病院、協力施設があります。 |
単独型病院 |
単独型臨床研修プログラムを実施する臨床研修指定病院のことをいいます。 |
管理型病院 |
病院群臨床研修プログラムを実施する臨床研修プログラムの中で、中心としての役割を果たす単一の臨床研修指定病院を指します。 管理型病院が、1つの臨床研修プログラムに複数存在することはありません。 管理型病院は、臨床研修コースの主要な部分を担うとともに、臨床研修プログラム全体を管理します。
同一の病院が、同時に管理型と協力型になることは十分にあり得ます。 例えば、A大学病院が自身をプログラム管理型病院、B病院を協力型病院にして、研修プログラムを組むとします。 この場合に、B病院は、同時に自身を管理型病院として独自の研修プログラムを作成して研修医を募集することも可能です。 こうしたケースでは、B病院は、A大学病院の協力病院であるとともに、自身が管理型病院でもあるわけです。 しかしながら、研修医は必ず1つの研修プログラムに属します。 B病院で研修している研修医は、A大学病院の研修プログラムの研修医かまたは、B病院の研修プログラムの研修医の両方がいますが、各研修医が同時に複数の研修プログラムに属すことはありません。 |
協力型病院 |
病院群臨床研修プログラムを実施する臨床研修プログラムの中で、管理型以外の施設で、かつ病院であるものを指します。 協力型病院は、管理型病院に協力して、臨床研修コースの一部を実施します。 協力型病院は、通常研修統括部門を持ちます。 |
協力施設 |
病院群臨床研修プログラムを実施する臨床研修プログラムの中で、管理型以外の施設で、かつ病院でないものを指します。 具体的には、診療所、保健所等です。 協力施設は、管理型病院に協力して、臨床研修コースの一部を実施します。
協力施設では、研修統括部門を持たない場合もあります。 |
研修統括部門 |
研修統括部門とは、個々の研修指定病院等において、院内の臨床研修を統括する部門です。 施設によって『臨床研修センター』,『臨床研修委員会』等の名称で呼ばれています。 |
プログラム管理者 |
プログラム管理者とは、研修プログラム全体を管理する人を指します。 単独型病院では、研修統括部門がプログラム管理者を兼任することになります。 管理型病院では、研修統括部門が自分の病院内の研修の管理を行う他、協力型病院を含めた全体のプログラム管理者を兼任するのが通常と思われます。 協力型病院では、研修統括部門は自分の病院内の研修を管理するだけで、プログラム全体の管理は行いません。 保健所・診療所等の規模の小さな施設には、研修統括部門のない場合もあります。 この場合には、プログラム管理者が必要な支援を行う必要があります。 |
UMIN ID |
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN) が発行するUMINのサービスを利用するためのIDのことをいいます。 UMIN ID の文字列は、「半角文字列」+「ハイフン」+「半角文字列」で構成されます。 具体例をあげると、『umin-ind』です。 UMIN ID は、同時にメールアドレスでもあります。 UMIN IDが『umin-ind』の場合、UMINのメールサーバで、『umin-ind@umin.ac.jp』 という電子メールアドレスを利用することができます。 EPOCを利用するためには、研修医、指導医、研修統括部門担当者、プログラム管理者のすべてがUMIN IDを持つ必要があります。 |
プログラム管理用UMIN ID |
UMIN IDのうちで、プログラム管理者が研修プログラムを管理するために用いるものをいいます。 各研修プログラムには、プログラム管理用IDとして、各々「epockanri-xxx」、「epoctanto1-xxx」、「epoctanto2-xxx」の形式の合計3つが発行されています。 「xxx」の部分は、研修プログラムが指定した文字列が入ります。 詳細はこちらのページをご参照ください。 |
個人用UMIN ID |
UMIN IDのうちで、個人に対して発行されるものを指します。 個人用UMIN IDは、個人に対して1つしか発行しません。 プログラム管理者は、プログラム管理用UMIN IDを利用して、自分が管理する研修プログラムの研修医、指導医、研修統括部門担当者を指定します。 研修医、指導医、研修統括部門担当者は、EPOC利用に際して、個人用UMIN IDを用います。 |
利用申請 |
臨床研修プログラムが、EPOCを利用するためにEPOC運営委員会(実際に利用申請を取り扱うのは、EPOC事務局)に対して行う申請のこと。
利用申請は、年度毎に行われる。 一度利用申請すると、当該年度に研修を開始した新研修医(この研修医の指導医、研修統括部門、プログラム管理者も含む)は、臨床研修を終了するまでEPOCを使うことができる。 |
新規利用申請 |
EPOCのプログラム管理用UMIN IDの配布を受けていない臨床研修プログラムが、EPOCを利用するために行う申請のこと。
「EPOCのプログラム管理用UMIN IDの配布を受けていない」状態というのは下記が考えられます。 ・臨床研修プログラムが過去に一度もEPOCの利用申請をしていない。 ・臨床研修プログラムがEPOCの利用申請をしたことが過去にあるが、事務手続きの不備や料金未支払等の理由で、プログラム管理用UMIN IDの配布を受けていない。 |
既利用申請 |
EPOCのプログラム管理用UMIN IDの配布を受けている臨床研修プログラムが、EPOCを利用するために行う申請のこと。 |
システム設定日 |
EPOC事務局でシステムを設定した日。 つまり、EPOCシステムの利用が可能になった日。 新規にUMIN ID及びパスワードの取得を申請された方のUMIN ID関係書類は、通常システム設定日から2週間以内に基幹型病院のプログラム管理者宛に郵送されます。 (平成17年度からは、郵送先が “連絡担当者” 宛に変更となっております。) |