95年3月20日のサリン中毒に関する情報

この資料は、聖路加国際病院でのサリン中毒患者処置の経験をまとめたものである。
報告者は以下の方々である。
聖路加国際病院内科、山科 章氏
同救急部、高須 伸克氏
同眼科、山口 達夫氏
同内科、大生 定義氏
同脳神経外科、石川陵一氏
また、これらの資料入手には同病院外科の中村清吾氏のご協力を得た。

ここに公表する目的は、純粋に医学的観点から、サリン中毒の症状、治療法、
注意点、患者への説明の方法などについて正確な知識を医療関係者に伝えることが、
医療情報システムの役割のひとつであると考えたからである。
UMINのホームページに戻る

A. 聖路加国際病院 内科、大生 定義氏、
        脳神経外科、石川陵一氏から
サリン中毒軽症例報告

1. サリンによる臨床症状とその特長
2. 治療とくに薬物療法
3. これからの課題とまとめ

B. 聖路加国際病院 救急センター救急部 高須 伸克氏から
サリン中毒重傷例報告

1. サリンとは
2. 重傷例一覧
3. 症状、検査所見
4. 治療
5. その他

C. 聖路加国際病院 眼科、山口 達夫氏から

1. 自覚症状、他覚症状
2. 治療

D. 聖路加国際病院 内科 山科 章氏から

1. サリン中毒発生時の医療情報の伝達について
 1.1 医療スタッフに伝えるべき情報
 1.2 患者さんに伝えるべき情報
 1.3 医療情報伝達を円滑に行うには
2. 2次汚染の防止について
3. サリン中毒患者診察上のチェックリスト
3月20日午前10時30分配布 医師・看護婦へ
3月20日午後 2時00分配布 医師・看護婦へ
3月21日午前10時30分配布 医師・看護婦へ